普段わたしたちは、自分が持っているお金を自分や家族のために使うことを考えている人もいれば、自分が生まれ育ったふるさとや地震や台風の被災地にお金を寄付する人もいます。
ふるさと納税は、ある特定の地域の自治体にお金を寄付することによって、税制上の優遇措置を受けることができます。

そして、自治体にお金を寄付することによって、その地域の農産物や特産物などがもらえる場合もあります。
ふるさと納税をするのに、とくになにか物をもらうことを期待しているわけではありませんが、ここでは、どのようなジャンルの品物に人気が集中しているのか、詳しくご紹介したいと想います。

農産物や特産品でもっとも人気が高いのは、やはりわたしたち日本人の主食であるお米ですね。
自治体によっては、市場価値の高いブランドの牛肉が特典としてもらえるところもあるようです。
また、ある自治体では、その地域で獲れたおいしいホタテを送ってくれるところもあります。

ふるさと納税で農産品や特産物など特典を贈呈している自治体は、2010年の時点では74自治体でしたが、その後急激に増え、今では100倍の1,700自治体を超えているほど一般的になっています。

全国各地の自治体では、どのような特典が受けられるのでしょうか。北海道のある自治体では市長からのお礼状としてその街の風景が撮されたはがきが届くそうです。

北海道のある自治体では、かまぼこやカニなどの海産物、北海道に自生する苗木など数種類の特典が用意されていて、その中から任意でいずれかひとつのものを選べるようになっています。
また、ある自治体では地域限定のワインを購入する権利が付与されるところもあります。

山梨県のある自治体では、市内の温泉利用券や美術館・博物館などの公共施設を市民料金で利用できる特典がついているところもあります。